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本態性眼瞼けいれん

  1. 他疾患を基礎としない(本態性)。

  2. 眼輪筋の不随意収縮を呈し、機能失明を生じる可能性がある。

  3. 光源に対し、強い眩しさを訴える。

  4. ​顔全体や口に不随意運動が生じると、メージュ症候群と呼ばれる。

  5. ​前兆として、ドライアイや眼精疲労が報告されている。

​治療戦略

  1. 症状を軽減。

  2. ​筋疲労の軽減。

施術内容

  1. 頭皮鍼:舞踏震顫区

  2. ​鍼施術:四関穴、中封(補)、陽輔(瀉)など

  3. ​表情筋への刺鍼

ポイント

  1. 二次性の眼瞼けいれんとは病態が異なる。

  2. ​けいれん以外に、筋疲労によっても症状は増悪する。

  3. ​機能失明を起こすと、生活の質が著しく低下する。

  4. 努力開眼による筋疲労によっても増悪する。

アドバイス

  1. 眼輪筋へのボツリヌス注射療法が第一選択となるが、鍼療法併用により相乗効果が期待できます。

  2. 眼瞼周囲の筋疲労改善によって、筋力が発揮しやすくなり、開眼がしやすくなります。

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