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頚椎症性神経根症
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頚部椎間板ヘルニアや頸椎変形を基礎とする神経圧迫。
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主に片側の手先に放散する触電感を伴う。
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姿勢によって痛みが和らいだり、症状が増悪したりする。
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脱力(手に力が入らない)や筋麻痺、筋萎縮を伴うことがある。
治療戦略
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主に保存療法
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頚部の局所血流循環改善
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末梢神経の興奮鎮静と血流循環改善
施術内容
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鍼施術:神経走行、後頚部への施術、関連する経絡
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神経近傍刺鍼(下極泉)
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遠赤外線照射
ポイント
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神経近傍刺鍼によって、神経症状が消失しやすい。
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保存療法を選択する場合、継続加療が基本となる。
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頸椎の変形自体は、鍼や徒手療法等の保存療法では治らない。
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オーバーユーズが原因の場合は、環境改善をしない限り再発がしやすい。
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頚部への強いマッサージは、増悪因子となることがある。
アドバイス
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神経損傷の程度によっては、絞扼が解かれた後も症状が改善しないことがあるため、悪化させないことが大切です。
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日頃から適度な運動、十分な食事を習慣づけ等、アンチエイジング(抗加齢)を心掛けることで予防の可能性が高まります。
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枕の形状、習慣づいた無理な姿勢(首の過後屈)、オーバーユーズ(労働・運動)によっても、頸椎の変形が生じる可能性が高まるため、注意が必要です。
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頸椎の変形は、骨粗鬆症が原因の可能性があります。とくに閉経後の女性は注意が必要です。また、骨粗鬆症がある場合、強い圧迫(ボキボキ整体、スラスト法など)によって頸椎損傷や脱臼が生じる可能性があります。ご注意ください。
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