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レビー小体型認知症

  1. 振戦、動作緩慢、筋固縮、姿勢保持障害を呈する神経変性疾患。

  2. 特徴的な​ありありとした幻視・錯視を訴える。

  3. ​認知機能・精神症状も出現する。

  4. パーキソニズムが先行するとパーキンソン病と診断されることがある。

  5. ​前兆して、嗅覚障害や睡眠時行動障害が報告されている。

​治療戦略

  1. 症状を軽減。

  2. ​残存機能を維持し、進行を緩徐にする。

施術内容

  1. 特殊鍼法:三焦鍼法

  2. 頭皮鍼:舞踏震顫区、四神聡

  3. ​鍼施術:四関穴など

  4. 腹部への遠赤外線照射​

ポイント

  1. 早期からの継続加療が基本となる。

  2. ​消化管機能障害(便秘)が好発し、薬理作用に影響を及ぼす可能性がある。

  3. ​パーキンソン病よりも薬剤過敏性が高い傾向にある。

アドバイス

  1. レビー小体型認知症の場合は、薬剤過敏性が高い傾向にあるため、鍼を含めた非薬物療法の検討も重要となります。

  2. 鍼療法は薬理作用への干渉もなく、自律神経機能への関与にて消化吸収能が高まり、薬理作用を高める効果が期待できます。

  3. ある程度進行してしまうと運動機能が著しく低下し、運動療法の実施も困難となるため、早期からのケアが大切です。

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