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​パーキンソン病

  1. 振戦、動作緩慢、筋固縮、姿勢保持障害を呈する神経変性疾患。

  2. ​認知機能・精神症状も出現する。

  3. 幻視が先行するとレビー小体型認知症と診断されることがある

  4. ​前兆として、嗅覚障害や睡眠時行動障害が報告されている。

  5. 他疾患を基礎とする​パーキンソン症候群とは異なる。

​治療戦略

  1. 症状を軽減。

  2. ​残存機能を維持し、進行を緩徐にする。

施術内容

  1. 特殊鍼法:三焦鍼法

  2. 頭皮鍼:舞踏震顫区

  3. ​鍼施術:四関穴など

  4. 腹部への遠赤外線照射​

​ポイント

  1. 早期からの継続加療が基本となる。

  2. 発症から3~5年(ハネムーン期)はレポドパ製剤が安定して効きやすい。

  3. 徐々に、ウェアリングオフ現象・オンオフ現象・ジスキネジアなどの副作用が目立ち始める。

  4. ​消化管機能障害(便秘)が好発し、薬理作用に影響を及ぼす可能性がある。

アドバイス

  1. 薬物療法と運動療法が基本とされているが、鍼療法併用により相乗効果が期待できます。

  2. 鍼療法は薬理作用への干渉もなく、自律神経機能への関与にて消化吸収能が高まり、薬理作用を高める効果が期待できます。

  3. ある程度進行してしまうと運動機能が著しく低下し、運動療法の実施も困難となるため、早期からのケアが大切です。

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