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パーキンソン病
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振戦、動作緩慢、筋固縮、姿勢保持障害を呈する神経変性疾患。
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認知機能・精神症状も出現する。
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幻視が先行するとレビー小体型認知症と診断されることがある。
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前兆として、嗅覚障害や睡眠時行動障害が報告されている。
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他疾患を基礎とするパーキンソン症候群とは異なる。
治療戦略
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症状を軽減。
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残存機能を維持し、進行を緩徐にする。
施術内容
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特殊鍼法:三焦鍼法
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頭皮鍼:舞踏震顫区
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鍼施術:四関穴など
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腹部への遠赤外線照射
ポイント
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早期からの継続加療が基本となる。
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発症から3~5年(ハネムーン期)はレポドパ製剤が安定して効きやすい。
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徐々に、ウェアリングオフ現象・オンオフ現象・ジスキネジアなどの副作用が目立ち始める。
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消化管機能障害(便秘)が好発し、薬理作用に影響を及ぼす可能性がある。
アドバイス
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薬物療法と運動療法が基本とされているが、鍼療法併用により相乗効果が期待できます。
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鍼療法は薬理作用への干渉もなく、自律神経機能への関与にて消化吸収能が高まり、薬理作用を高める効果が期待できます。
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ある程度進行してしまうと運動機能が著しく低下し、運動療法の実施も困難となるため、早期からのケアが大切です。
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