アンチエイジングとしての鍼灸「三焦鍼法」の紹介。認知症、パーキンソン病、脳卒中後遺症などへの応用も。

更新日:2019年4月22日

アンチエイジングの鍼灸「三焦鍼法」のビデオの紹介です。もちろん当院でも提供しています。興味のある方は、ぜひお問い合わせ下さい。無料相談も実施しています(要事前予約)。


臨床応用:

・認知症(アルツハイマー、脳血管型、前頭側頭型、レビー小体型など)

・神経変性疾患(多系統萎縮症、パーキンソン病、進行性核上性麻痺など)

・脳血管障害後遺症(脳梗塞・脳出血後後遺症)

・その他:耳鳴り・めまいなど

etc...


概要:

三焦鍼法(さんしょうしんぽう,sanjiao acupuncture)は、韓景献教授(天津中医薬大学第一付属病院)によって「三焦气化失常-衰老相关论(三焦気化失調ー老化相関論)」をもとに開発された特殊鍼法です。臨床では、神経変性症(認知症、パーキンソン病など)に対し応用されています。また、現在でも臨床および基礎研究が続けられており、論文も多数発表されています。


日本では、一般社団法人老人病研究会(日本医科大学)によって、医療従事者に対する教育研修や啓蒙といった事業等として、医療・介護分野にて普及および推進されています。


雑感:

私は、天津中医大学へ留学していた時、開発者である韓景献教授の外来に所属し、助手をしていました。同大学の第一付属病院の鍼灸科は外来一日2000人ほどの来院があり、16階建ての病院1棟まるまる鍼灸科(病棟部含む)といった具合で、重要なウェイトを占めています。


同大学病院の鍼灸科へは「脳卒中後遺症」の治療目的で来院されている患者さんが大多数でしたが、韓景献教授の外来では、「認知症、多系統萎縮症やパーキンソン病などの神経変性疾患」「ハンチントン舞踏病」「重症筋無力症」「進行性核上性麻痺」などの難治性疾患の方が多く、鍼灸科の中でも特殊な位置付けとなっていました。


韓景献教授の外来は限号(事前予約、定員制)となっており、予約は常にいっぱいとなっていました。なかには黒龍江省や青海省など遠方から、そして海外から海を渡って治療を受けにくる患者さんもいました。


歩行困難のため車椅子で来院された方が、韓景献教授の鍼を受けたあとは自立歩行可能となるといった例もありました。また、パーキンソン病などの進行性疾患では、症状改善による投薬量の減少や、進行速度の抑制が起きたりといった例もありました。


全ての方が劇的に改善するわけではありませんが、一定の割合で改善がみられるため、非常に有用だと思います。とくに現代医療との併療を望まれる場合は、試してみてはいかがでしょうか?薬との飲み合わせなどもなく、安心して受けていただくことができます。


最新記事

すべて表示

平素は当院をご利用いただきありがとうございます。 夏季休暇を下記のとおり頂いております。 サイト内告知が遅くなり申し訳ございません。 夏季休暇中は、電話は繋がりませんが、メールは対応可能です。 何かありましたらメールにてご連絡下さい。 夏季休暇: 令和4年8月11日~18日

鍼をすると、自律神経の副交感神経が優位になり「リラックス状態」になると言われています。そのため、鍼を刺したままベッドで安静にしている「置鍼・留鍼(ちしん・りゅうしん)」の最中には眠ってしまう方が多い印象です。よくカーテンの向こうからイビキが聞こえてきます。 「鍼を刺したままで痛くはないのか?」という質問を受けることがありますが、鍼が刺さった後は「するどい痛み」が持続することはありません。少しずーん

私は「絶対に治します。」「絶対に治ります。」「すぐ治ります。」とは明言していません。中には、「よくない鍼灸師(施術者)だ」と感じる方もいるかもしれません。 よく「同じ病気で悩んでいる患者さんは来られますか?」という質問をされます。病気だけで一括りにすると「はい。来ます。」と答えが出やすいですが、患者さんが本当に聞きたい答えは「来るか?来ないか?」といった簡単なものではなく、「その方はどういった経過