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中国鍼灸学会新型冠状病毒肺炎鍼灸干預的指導意見(第二版)より一部ご紹介

更新日:2020年4月6日

中国鍼灸学会から新型肺炎に対する見解がでましたので、一部翻訳し掲載いたします。また、当院では新型コロナの感染が疑われる症例に対し、鍼灸施術は致しません。興味のある方は参考程度にして下さい。


中国鍼灸学会新型冠状病毒肺炎鍼灸干預的指導意見(第二版) より


1.鍼灸治療介入方法

1-1.医学観察期(疑似病例)

目標:激发人体的正气与肺脾脏器功能, 溃散分离和去除疫邪,使脏器御邪能力增强

主穴:

(1)風門、肺兪、脾兪;

(2)合谷、曲池、尺沢、魚際;

(3)気海、足三里、三陰交。

選穴方法:上記の処方から 1~2 穴づつ選んで使用する

配穴:

(1)発熱、喉乾、乾咳:大椎、天突、孔最;

(2)呕悪、便溏、舌胖苔、脈濡:中脘、天枢、豊隆;

(3)疲乏无力、食欲不振:中脘、臍周四穴(へその上下左右各 1 寸の処)、脾兪

(4)水鼻、肩背部筋肉痛、舌淡苔白、脈緩:天柱、風門、大椎。


1-2.臨床治療期(確定診断病例)

目標:鼓动肺脾正气,保护脏器减少损伤,驱除疫邪,培土生金,截断病势,舒缓情绪,增

强战胜病邪信心。

主穴:

(1)合谷、太衝、天突、尺沢、孔最、足三里、三陰交;

(2)大杼、風門、肺兪、心兪、膈兪;

(3)中府、膻中、気海、関元、中脘。

選穴方法:

(1)軽型、普通型の場合は毎回(1)、(2)の主穴から 2~3 穴選択し使用する;

(2)重型患者の場合は(3)の主穴から 2~3 穴選択し使用する。

配穴:

(1)発熱して下がらない:①大椎、曲池 ②十宣、耳尖放血;

(2)胸悶気短:①内关、列欠 ②巨阙、期門、照海;

(3)咳嗽咯痰:列欠、豊隆、定喘;

(4)腹泻便溏:天枢、上巨虚;

(5)咳吐黄痰、粘痰、便秘:天突、支溝、天枢、豊隆;

(6)低熱あるいは身熱不,あるいは未熱,呕悪,便溏,舌質淡あるいは淡紅,苔白あ

るいは白肺兪、天枢、腹結、内関。


1-3.回復期

目的:清除余毒,恢复元气,促进脏器修复,恢复肺脾功能。

主穴:内関、足三里、中脘、天枢、気海。

1.肺脾気虚:気短,倦怠乏力,納差呕悪,痞満,大便无力,便溏不爽,舌淡胖,苔白

(1)胸悶、気短等肺系症状が明らかな者:膻中、肺兪、中府;

(2)納呆、腹泻等脾胃症状が明らかな者:上脘、陽陵泉。

2.気陰両虚:乏力,口乾,口渴,心悸,汗多,納差,低熱あるいは不熱,干咳少痰,舌干

少津,脈あるいは虚无力。

(1)乏力、気短明らかな者:膻中、神阙;

(2)口乾、口渴明らかな者:太溪、陽池;

(3)心悸明らかな者:心兪、厥陰兪;

(4)多汗な者:合谷、复溜、足三里;

(5)失眠な者:神門、印堂、安眠、涌泉。

3.肺脾不足、痰瘀阻絡:胸悶、気短言、疲乏无力、動くと汗出、咳嗽有痰、咳痰不利

(出づらい)、肌肤甲(皮膚乾燥、角質化など)、精神倦怠、食欲不振等。

(1)肺兪、脾兪、心兪、膈兪、腎兪、中府、膻中;

(2)咳痰不利:豊隆、定喘。


2.刺灸方法

(1)鍼:刺平補平瀉,每穴置鍼 20~30 分, 每日 1 回;

(2)艾灸:每穴灸 10~15 分, 每日 1 回。

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