何で鍼灸は健康保険利用時に医師の同意書が必要なの?

保険は利きますか?

必ずと言ってよいほど、「保険は利きますか?」という質問をされます。鍼灸も健康保険利用が可能ですが、医療保険機関ではないため、一部傷病のみしか健康保険利用が出来ません。そして医師の同意書が必要です(歯科は不可)。


健康保険利用の前提条件:

  • 治療を中止している、または終了している(重複利用不可のため)

  • 慢性疼痛(特定6傷病)に該当する

  1. リウマチ

  2. 神経痛

  3. 腰痛症

  4. 五十肩

  5. 頸腕症候群

  6. 頚椎捻挫後遺症

  • 医師が診察の上で同意(要同意書)


理解されづらい同意書

健康保険利用のルールは前述のとおりですが、「医師の同意書取得」に関してあまりピンと来ない方が多い印象です。質問を受けやすい項目をQ&Aにしておきます。


同意書に関する質問:

Q.他の鍼灸院にいけば同意書は不要ですね?

A.行政の指導なので、他院でも同じです。当院独自のルールではありません。


Q.整骨院では同意書は不要だったけれど、、、

A.柔道整復(整骨・接骨)は鍼灸ではありません。鍼灸を健康保険利用するためには同意書が必須です。


Q.同意書不要の整骨院へ行けばいいですね?

A.整骨院での取り扱いは急性外傷(捻挫、打撲、脱臼、骨折)のみです。脱臼、骨折は医師の同意書が必要です。また、肩こりや筋疲労、加齢に伴う慢性疾患(脊柱管狭窄症など)は適応症ではありません。負傷原因のないものも認められていません。


Q.なんで同意書が必要なんですか?口頭ではダメですか?

A.行政の指導です。受領委任制度移行に伴い、書面での同意が必須となりました。


Q.ドクターに同意書を出すように言ってもらえませんか?

A.同意書は鍼灸師が発行するものではありません。ドクターの判断によります。必要に応じて依頼状は出せますが、同意の可否を変更するためのものではありません。


Q.ドクターを紹介してくれますか?

A.可能です。ぜひご相談下さい。


Q.同意書の有効期間は?

同意書は6ヵ月毎に取得する必要があります。継続した同意が得られていれば期限はありません。


さいごに

最初は煩雑に思えても、後になってから同意書を取得してよかったというケースは多々あります。6ヶ月毎の同意が必要ですが、以前に比べて倍に増えているため、利用しやすくなってきている印象です。健康保険利用を希望する場合は、事前にご相談下さい。

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