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自費鍼灸は高額だから効果があってしかるべき?という質問にお答えします。

鍼灸施術は、ほとんどの場合「自費診療」になります。一般の方からすると、「医療機関=保険」だという認識があるかと思いますが、鍼灸の場合は、「自費」がメインとなります。


しかし、まったく保険が使えないというわけではありません。特定6傷病に対して保険適応が可能です。しかし、医師の同意書が必要であったり、同一傷病の治療で病院など(整骨院も)受診する場合は保険併用不可となるなど制限があります。


保険を使用する場合は、国の定めた規定どおりの料金しか請求できません。そのため、1300円程度(2018年現在)の療養費では、予約制を導入したり、じっくり時間をかけた施術は行えません。なかには、保険診療で自費と同じようにしてくれとおっしゃる方もいらっしゃいますが、制度上難しいと言わざるを得ません。保険ではせいぜい10-15分の局所施術(鍼4本程度)の非予約制が限界です。こういった事情から、保険ではなく、予約制で自費診療を行う鍼灸院が多いといったわけです。


自費鍼灸は保険診療のリハビリとよく比べられます。とくに「自費鍼灸の費用が高額だから、リハビリより効果が高くてしかるべきだ」といったご意見をよくお聞きします。本当にそうでしょうか?自費鍼灸の相場は5000円程度(40-60分)、運動器リハビリテーションは1850円(1単位20分)となるため、2単位で3700円となります。窓口負担額は保険適用の方が低いですが、実際の単価はほとんど違いがありません。


じつは、料金の高い低いと施術効果は関係がありませんし、リハビリと鍼は業態も違うために比較をすることはできません(同業で比較するべき)。自費診療は医療機関の方針によって値段は左右されますし、保険診療は国の方針によって左右されます。また、本当は鍼が必要な人が鍼を、リハビリが必要な人がリハビリを受療すればよいだけの話なのです。両方必要な人は併用すればよいのです。


当院の鍼施術料は3000円となっています。これは先ほどの相場からみても非常に良心的な設定となっています。使用する鍼の本数が少ない、適当にやっているからコストを抑えられているというわけではありません。


当院では週2回以上の治療計画を提案する場合がほとんどです。そのため、このような料金体系となりました。当院の鍼は必要に応じて数十本刺す場合がほとんどです。熟練の技術によって必要な本数を規定の時間内で使用し、しっかりとした施術を行っています。また、鍼施術に特化しているため、リラクゼーションマッサージ(無免許慰安マッサージ)などの抱き合わせなどもなく、「鍼の必要な人」が安心して鍼施術を受けることが出来るように配慮をしています。予約制を導入しているため、待ち時間もありません。


保険診療の一部負担額のメリットだけにこだわらず、自費鍼灸のメリットも考えてみてはいかがでしょうか?



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