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鍼をするとなぜ痛くなくなるの?

今日は長時間立っていたからすごい腰が痛い、それに冷房も強すぎたから何だかふくらはぎも痛いわ。どうしよう・・・今日は思い切って鍼しにいこう!でもなんで鍼を刺すと痛くなくなるんだろう?と思う経験者の方は一人や二人ではないはずです。では何故なんでしょう?


「痛みの悪循環」という言葉をご存知でしょうか?痛みの悪循環とは、痛い所が痛いから更に痛くなって、痛いからまた痛くなることを繰り返す現象です。「痛い」「痛い」で一体全体どういうことなんだ!となるかもしれません。もっと詳しく説明していきましょう。

 

痛みというのは、痛みを引き起こす物質(痛み物質)が痛い所(患部)にいるから痛いのです。何らかの痛い原因によって、この痛み物質が患部に留まると、血管が収縮して、血流量が低下します。彼らは血中にいますから、血流量が低下すると、流されていかなくなります。するとどうでしょうか?どんどんたまっていきます。

 

なかには、痛みを感じやすくするプロスタグランジンなんて物質もいて、一緒になって悪さをするわけです。すると、どんどんどんどん血流量が下がって、今度は酸素不足になって、また新しい痛み物質が産まれて・・・この痛みの悪循環がうまれるわけです。これが慢性疼痛を引き起こす原因の一つとなります。

 

解決方法はなんでしょうか?簡単に言えば、血流量を上げて、流されていってもらえばよいわけです。鍼は刺した部位の血流量を上げることが出来ますから、鍼治療によって慢性的な疼痛を改善することが可能と言えます。


鍼を刺すと、「軸索反射」という現象が局所的におき、鍼を刺した周りに発赤を伴います。局所的な血流量が上がっている証拠です。これが鍼の作用の一つです。もしかしたら、鍼を刺したら赤く腫れちゃったどうしてくるんだ!という方もいるかもしれませんが、アレルギーを除いて、発赤が出る場合は良い反応ですので、ご安心ください。

 

また、鍼はマッサージと違って、深い所にまで刺すことが出来ます。目的の筋肉が深層にある場合は特に有用ではないでしょうか?鍼やマッサージなどを併用して健康を促進していきましょう。

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