鍼灸師は自分の体を使って鍼を練習しているって本当?
「え!先生も鍼刺されたことあるんですか?」
「若いから鍼なんてやったことないと思ってた、、、」
というようなことを言われることがあります。
中には、、、
「先生は鍼刺す側だから涼しい顔してるけど、、、鍼は怖い、、、」
と言われてしまうこともあります。
そういうときには、
「大丈夫ですよ。僕も患者さんにする鍼は一通り自分で試してます。」
と返すようにしています。
「そう言われても怖いものは怖い!」
と言われてしまうと、そこまでですが、、、
実際、鍼を刺されたことがない鍼灸師はほとんどいないはずです。なぜなら、取り扱いの難しい薬物などと違い、鍼の練習は自分自身の体を使うことが出来るからです。
鍼灸免許を習得するには、専門の教育機関などで3年以上の課程をおえる必要があります。要件を満たし、卒業することによって、国家試験を受けることができます。
学生のときは、同級生と一緒にお互いの体中に鍼を刺し合います。学内実習のとき、テストの時など、機会はたくさんあります。臨床に出てからも、新しい方法があれば日々練習を重ねて臨床応用していきます。
そのため、患者さんに刺しているツボや施す手技のほとんどは、自分自身の体で試し済みといった具合です。
そのため、、、
「痛がりの鍼灸師が、強刺激や深刺しを避ける傾向にある(刺さない針!)」
「刺激を欲しがる鍼灸師が、過剰な刺激や深刺しを好む傾向にある(めちゃくちゃ響く鍼!)」etc...
のようなことも起こります。
私としては、、、
「患者さんに適した刺激、適した手法を行うことが重要だと思います。」
時には刺激が強いほうがよいし、時には刺激はマイルドな方がよい。そして、特殊鍼法などでは、決まったとおりの刺激量と手技を行うことが重要です。
患者さんが慣れないうちは、少ない刺激から、徐々に適正の刺激量まで増やしてといったこともやります。安全に配慮した鍼は決して怖いものではありません。
鍼療法を試したいと思っている方のなかにも、、、
「鍼が怖い、もしかしたら痛いのではないか?」
そういった疑問や不安もあると思います。
当院では、しっかり時間を割いて説明し、納得頂いた上での施術を心がけています。
無料相談は随時受け付けています。お気軽にご相談下さい。※対面相談は要予約