
施術管理者
橋口知光
HASHIGUCHI TOMOMITSU
ご挨拶
私は、日本で鍼灸師免許を取得後、本場中国へ4年間国費留学し、脳卒中後遺症やパーキンソン病などの神経変性疾患に有効な特殊鍼法を修得致しました。留学中は、附属病院での臨床と研究を行い、医学修士を修了致しました。私の母校である天津中医薬大学の第一付属病院 (tjtcm.cn)は、中国全土において随一の鍼灸臨床センターを有しており、病床数は全国鍼灸科の40%を占め、鍼灸科外来者数は一日2,000人を超えています(『中医臨床』プラス (chuui.co.jp))。留学を通して培った「経験」や「技術」を皆さまへ少しでも還元出来ればと考えています。
得意分野
特殊鍼法のほかに、耳鼻科領域である末梢性顔面神経麻痺(ベル麻痺・ハント症候群)に対する鍼治療が得意です。マッサージやストレッチの指導も併せて後遺症予防に取り組んでいます。そのほか、痛みに関しては、欧米で有名な「ドライニードリング」という筋膜リリース法を取り入れています。数ミリの硬結(コリ、トリガーポイント)を的確にとらえる技術が必要ですが、肩こりや緊張型頭痛などの筋・筋膜症候群に対して非常に有効です。そのほか、坐骨神経刺鍼などの高度な手技も行えます。
日々の取り組み
当院では、これまで鍼を受けたことがない方、医療機関で症状改善が難しいと言われた方、難病を患っている方が初診で訪れます。そのため、出来る限り話しやすい場を作りながら、丁寧な説明を心掛け、ポジショントーク(例:「(難病でも)通っていればすぐ治りますよ」等)は慎むようにしています。正直丁寧をモットーに、科学的根拠に基づいた「客観的な医療情報提供」と「適切なケア」に努めています。
難病ケアへの取り組み
鍼灸を含め現代医療は万能ではありません。加齢や進行性の難病に対しては、「キュア(治癒)」が望めないことがあります。こういったなか、QOL(生活の質)の維持向上を目指す「ケア」の大切さが提唱されてきています。当院も、「症状緩和」や「進行遅延」を目的とした「鍼によるケア」を実践しています。出来るだけ良い状態を保ち、出来るだけ長く健康でいられるように努めています。