腰椎圧迫骨折後の腰痛に鍼灸はいかがですか?

腰痛症で鍼灸院に通院される方は多いかと思います。中には、腰部ヘルニアや脊柱管狭窄症以外に、骨粗しょう症や外傷(転倒)による腰椎圧迫骨折による腰痛の患者さんが一定数来院されます。


骨粗しょう症の既往や高齢を基盤として、高い所に昇ってものを取ろうとした時の転落、何かの拍子に足が絡まって転倒したなど腰椎圧迫骨折の発症原因はさまざまです。


病院からの退院後、医師から「骨はしっかりついている」と言われ、運動療法や理療(電気など)を行ったが、なかなか痛みがとれない。こういったことがあります。痛みの種類としては、局所の鈍痛や、神経症状による下肢のしびれが起きます。


画像所見上は治癒となっている場合でも、腰部の障害部位では、血行障害が起きている場合があります。血行障害が起きると、「痛みの物質」が生じ、さらに血行が悪くなり、痛みが取れづらい、、、こういった現象が起きてきます。


鍼灸療法では、以下のアプローチをします。

1) 腰部の障害部位に鍼を刺して血行をよくする

2) 痛みと関係のある神経近傍に鍼を刺して血行をよくする

3) 関連のある部位に鍼を刺して痛みを感じづらくする

4) お灸や遠赤外線治療器で温めていく


鍼は深部まで直接刺入することができるため、深部の血行障害にも効果的です。上記のような鍼をすることによって痛みが解除されていきます。


鍼灸療法では痛みは取れやすいですが、筋力強化は行えません。並行して運動療法(リハビリ)を行うことをおすすめしています。


痛みの強い時期は週2-3回の鍼灸療法と運動療法を、痛み軽減後は週1-2回程度の鍼灸療法と運動療法を行うことによって快方に向かう場合が多い印象です。


人によっては、数回で痛みが消失するということもあります。お悩みの方は、お気軽にご相談下さい。




最新記事

すべて表示

平素は当院をご利用いただきありがとうございます。 夏季休暇を下記のとおり頂いております。 サイト内告知が遅くなり申し訳ございません。 夏季休暇中は、電話は繋がりませんが、メールは対応可能です。 何かありましたらメールにてご連絡下さい。 夏季休暇: 令和4年8月11日~18日

鍼をすると、自律神経の副交感神経が優位になり「リラックス状態」になると言われています。そのため、鍼を刺したままベッドで安静にしている「置鍼・留鍼(ちしん・りゅうしん)」の最中には眠ってしまう方が多い印象です。よくカーテンの向こうからイビキが聞こえてきます。 「鍼を刺したままで痛くはないのか?」という質問を受けることがありますが、鍼が刺さった後は「するどい痛み」が持続することはありません。少しずーん

私は「絶対に治します。」「絶対に治ります。」「すぐ治ります。」とは明言していません。中には、「よくない鍼灸師(施術者)だ」と感じる方もいるかもしれません。 よく「同じ病気で悩んでいる患者さんは来られますか?」という質問をされます。病気だけで一括りにすると「はい。来ます。」と答えが出やすいですが、患者さんが本当に聞きたい答えは「来るか?来ないか?」といった簡単なものではなく、「その方はどういった経過