top of page
  • 執筆者の写真三焦はり院

犬の椎間板ヘルニアにも鍼が応用されているそうです。

私達鍼灸師は、主に人に対して鍼灸療法を施します。動物に対し、治療目的での鍼灸施術は行えません。動物に対する鍼は獣医師の先生方がされています。


1)犬(ダックス)の椎間板ヘルニア。鍼治療でここまで良くなります。

ミニチュアダックスはその愛らしい胴長の体型から、椎間板ヘルニアになりやすいそうです。手術に比べて、身体への負荷が軽く、費用面からみても試してみる価値は十分にあります。


2)1)アキュスタ(連続式刺鍼器)による動物への鍼

※アキュスタ:

アキュスタはペンホルダー型の刺鍼器で50本連続で刺鍼することが可能です。内蔵されたスプリングによって押し出された鍼は、すばやく皮膚を貫通し、設定した深度まで到達します。そのため、効率よく痛みを抑えた施術が可能です。

http://acusta.jp/


鍼灸療法が多分野で応用されることによって、認知度が向上し、(人や動物問わず)受療率があがることが重要です。手術や薬物療法などのように、鍼灸療法も普及し、「鍼灸が効くなんて初めて知った!」であったり「鍼灸が有効だと知っていたら試していたのに!」という声よりも、「鍼灸をやってよかった!」という声が増えていくような社会作りに貢献していきたいと思いました。

最新記事

すべて表示

局所における鍼の持続効果の話

著者は、「鍼の持続効果」に関して、度々質問を受けることがあります。実は、「鍼を刺すこと自体」には、数週間、数カ月と言った中長期的な作用はありません。「直接的な作用」は、刺鍼直後~数時間程度と考えます。「なんだ鍼はその程度しか効かないのか、、、」と感じる方もいるかもしれませんが、厳密には、この「直接的な作用」と「副次的に生じる持続効果」については分けて考えなくてはなりません。 例えば、局所麻酔剤を痛

ボツリヌス毒素・ミラーバイオフィードバック療法併用に関する研究の紹介

前回の記事(やっぱりミラーバイオフィードバック法は大事 (sanshou-hari.com))で「ミラーバイオフィードバック法は大切ですよ!」という話をしました。ミラーバイオフィードバック法は、鏡を見ながら顔を動かす方法ですが、単なる表情筋のトレーニングではなく、中枢(脳)での運動ネットワークの再構築を目標にしたリハビリです。 本稿では、関連する研究として、高橋(2014)による「ボツリヌス毒素・

やっぱりミラーバイオフィードバック法は大事

本稿では、顔面神経麻痺のリハビリの一つである「ミラーバイオフィードバック法」に触れていきたいと思います。 ミラーバイオフィードバック法とは、「鏡を見ながら顔を動かすリハビリの方法」です。主に、口を横に開く「イー」、口を尖らせる「ウー」、ほっぺたを膨らませる「プー」の三種目を行います。 ミラーバイオフィードバック法の目的は「病的共同運動(口を動かすと目が閉じるなど、後遺症の一つ)の予防」です。そのた

bottom of page