

”本場の中国鍼”
当院では、中国天津での留学経験を活かした、専門的な鍼施術を提供しています。顔面神経麻痺に対する鍼灸治療、脳卒中後遺症に対する鍼灸治療(醒脳開竅法:せいのうかいきょうほう)、パーキンソン病や多系統萎縮症など神経難病に対する鍼灸治療(三焦鍼法:さんしょうしんぽう)を得意としています。また、一般的な痛みに対する鍼施術も得意です。往診や健康保険利用も可能です。当院階下の関田医院(内科・漢方)と連携を取りながら、患者様に合わせた環境を提供しています。
”患者様にあった鍼”
鍼療法は、古来からある伝統医療の一つです。しかし、あまり馴染みのない方が多いはずです。初めての方は、「怖い」、「痛い」というイメージがあるかと思います。「痛み」については、まったくの無痛というわけにはいきませんが、刺激量を調節しながら、慣れていけるような施術を心掛けています。あらかじめ定めた刺激量があっても、最初は本数を少なめにしたり、時間をかけながら鍼をしています。鍼に対する恐怖や痛みは、回を重ねるごとに慣れていく場合がほとんどです。鍼療法をより身近に感じて頂ければ幸いです。
”症状改善を目指す”
当院では、リラクゼーション目的の”気持ち良いだけの施術”ではなく、患者様がいま悩まれている症状に対して、しっかりアプローチをする鍼施術を提供しています。そのため、制約の大きい「健康保険利用のみ・局所施術のみのコース」は設けておりません。また、EBM(根拠に基づいた医療)の実践を掲げ、(1)患者様の意向、(2)医療従事者の専門技能、(3)臨床研究による最新の動向(データ)、を指標に総合的な判断をしながら最善の鍼施術を提供しています。客観的な視点から、偏りの少ない対応を心掛けています。
”全人的なケア”
鍼療法は急性外傷よりも慢性疾患に対するアプローチが得意と言われています。慢性疾患を抱える高齢者に対しては、キュア(Cure)からケア(Care)中心の対応を心掛けています。もちろん高齢者であっても症状改善を目指すことは大切です。しかし、二元論である「治るか治らないか」といった考え方だけでは”治療の目標・目的を見失う原因”になりかねません。QOL(生活の質)を維持向上させて、身体的のみならず精神的・社会的にも健康な生活が送れるようサポートを行っています。